
伝統医療鍼灸について
東洋医学において、陰陽のバランスは大切なことです。
しかし、バランスが乱れ、身体の中の気血の流れが阻害されると、様々な不調が起こります。それらは一見お互い関係なさそうに見えますが、実は深いところにある原因でつながっています。
伝統鍼灸治療は、部分だけでなく身体全体を治療します。全体を俯瞰することによって、本当に問題がある部分を掘り起こして、そこにアプローチをします。
鍼とお灸を使って、陰陽のバランスを整えることにより、身体の中の気血の流れを改善させます。その結果、今まで関係ないと思っていた身体の他の症状も、その部分を治療していないのに改善が見られるというのはよくあります。

使う鍼について
基本は、細い鍼(髪の毛くらいの太さ)を使います。
ごく浅く刺すかほとんど刺さない手技がメインです。ただ、患者さんの状態によっては、それよりも太い鍼、深い鍼をすることもあります。鍼は、使い捨てのディスポ鍼を使用しています。

お灸について
お灸は、皮膚に間接的に働きかける間接灸と、直接働きかける直接灸の両方を行っています。どちらの場合でも、肌に負担をかけないやさしいお灸です。

導引について
東洋医学では、マッサージなどの手技療法のことを導引といいます。この場合は慰安的なもので無く、治療を目的としたものです。
堺井鍼灸院では、この導引を鍼灸治療に取り入れています。
必要に応じて、的確な場所に適当な圧と手技を行う事によって、鍼灸の効果をより高めることができます。


